誰でも取り外せるのか?
結論:「誰でも取り外せるけど、スキルと知識は必要!」
エアコンの取り外しに特別資格等は必要ありません(電気工事するなら必要)。そのため、道具さえ揃えれば取り外し可能です。しかし、「じゃ、つながっているホースを切って、エアコンを取り外して・・・・」というわけにはいきません!適切な取り外し手順があります。
間違った取り外しをしてしまうと、再度取り付け時に修理が必要(お金の無駄)だったり、自身の身を危険にさらすことにもなりかねます。
今までも「自分で取り外したエアコンを取り付けてほしい」というお客様のエアコン工事に伺い、ガスが抜けている、交換できない部品が破損しているなどの現場に遭遇してきました。
機種・現場によって必要なスキルはことなりますので専門業者へ依頼しましょう!
取り外し方法
基本的な取り外し手順は以下の通りです。
- 冷房運転を行う。※リモコンで冷房が動かない(冬など)場合は”強制冷房運転”を行います。<強制冷房:詳しくはこちら>。
- 室外機の配管送り側(高圧側、細い配管)を六角レンチで締め、冷媒ガスの送りを遮断する。
- 数分運転しガスを室外機に戻しきったら戻り側(低圧側、太い配管)を同様に六角レンチで締める。
- エアコンを停止、電源を抜き、配管・ケーブルを取り外す。
- 室内機側の配管接続部も同様に取り外す。
- エアコン(室内機)を壁から下ろし、壁についている鉄板を外す。
- 配管が通っていた穴はパテや専用キャップを用いて埋める。
- なお、配管やエアコンの配管接続部は異物混入を防ぐため養生しておく。